ソーラーパネルと蓄電池が家庭用電源のトレンドに!その理由を徹底解説!
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ソーラーパネルと蓄電池が家庭用電源のトレンドに!その理由を徹底解説!
蓄電池

ソーラーパネルと蓄電池が家庭用電源のトレンドに!その理由を徹底解説!

日本でも太陽光発電が普及し、いまや特に住宅新築の際は導入を検討すべき設備のひとつです。また、光熱費0化を目指す機器として家庭用蓄電池にも注目が集まっています。「ソーラーパネルと蓄電池を組み合わせれば家計の足しになる」という情報は耳にするものの、どのように検討すればよいか分からないという方は多いのではないでしょうか。

 

家庭用蓄電池のメリットや最新情報を知っていれば、導入を検討するときに役立つでしょう。そこでこの記事では、家庭用電源として蓄電池をおすすめする理由やトレンドを解説します。太陽光発電とセットで導入しやすい蓄電池も紹介しますので、参考にしてみてください。

 

ソーラーパネルと蓄電池の組み合わせが令和トレンドになる!

蓄電池はソーラーパネルなど太陽光発電システムとセットで導入することで、自宅で生産した電力を蓄電できます。停電や災害など、電力会社からの供給が難しくなったときも家庭用非常電源として活用できるのが魅力です。ソーラーパネルと蓄電池が、時代の後押しを受けてますます注目を集めている現状を見てみましょう。

 

今後ますます盛り上がる家庭用蓄電池の市場

最近では、ソーラーパネルと蓄電池をセットで導入する家庭が増えてきています。実際、家庭用蓄電池の市場規模は、2023年度には2018年度比で約1.5倍にも上るという予測もあるようです。もともとソーラーパネルを設置している家庭に追加導入されるケースも目立ちます。

 

家庭への蓄電池導入が注目された大きなきっかけは、東日本大震災です。日本各地の世帯が停電を経験し非常電源となる蓄電池の必要性を肌で感じたことを受けて、国が電力需給対策に乗り出しました。さらに、行政による補助金制度により、家庭への導入台数は大きな伸びを見せます。

 

制度廃止後は伸び悩みの時期を迎えましたが、FIT制度(固定価格買取制度)が順次満了を迎えることを見込んで、2017年度からは再び増加傾向に転じました。現在でも自治体レベルで補助金制度が存在し、蓄電池普及を後押ししています。

 

電気を買う時代から発電&蓄電の時代へ

東日本大震災と電気の固定価格買取制度(FIT制度)の施行をきっかけに、普及の広まった太陽光発電と家庭用蓄電池ですが、さらに広まりを見せる背景には災害に強い分散型エネルギーリソースの推進などの国の電力需給対策があります。

 

さらに電力の小売り自由化が推進され、地域には新電力会社が出現したことも影響が大といえるでしょう。これにより、分散型で電力を売買する環境が整ったといえます。また、2019年からは、卒FITを迎えるケースが増えてきました。大きな売電収入が見込めなくなることから、家庭に蓄電池を導入し自家消費を進めるケースも増加傾向にあるようです。

 

家庭用蓄電池はこんなに進化している!

テクノロジーの発展と進化は、家庭用蓄電池にも大きな影響を与えています。メーカーによっては、最新モデルにAI機能を搭載しているようです。ここからは、最新式の家庭用電池にはどのような魅力があるのか見ていきます。

 

電池の主流はリチウムイオン電池

スマートフォンやパソコンで使われているリチウムイオン電池は、家庭用蓄電池としても広く利用されています。特徴とメリットは以下の通りです。

2011年ごろ以降から普及し始めたリチウムイオン式家庭用蓄電池の原材料となるリチウムイオンの価格は一時期下落傾向にありました。しかし、電気自動車の普及や世界的な需要拡大により原材料不足に陥りつつあります。加えて、機能が充実したものが次々登場していることから蓄電池の価格も現在横ばい、あるいはゆるやかな上昇傾向です。

 

AI機能が搭載!蓄電池はここまで進化した!

それぞれの家庭にマッチした電気の使い方を可能にするのが、AI機能搭載の蓄電池です。利用データを蓄積することで、電力消費の仕組みを最適化してくれます。

 

例えば、昼間に電気をたくさん使用する、夜間に電力をたくさん使用するなど、家庭の傾向を分析し、充放電を自動コントロールすることが可能です。そのため、手動で設定変更する必要はなく、全てAIに任せられます。

 

また、日ごろの電力の使い方や天候を含めた分析をして、必要な発電量を予測することも可能です。電力を無駄遣いすることなく使用したいと考える方には、AI搭載の蓄電池はぴったりだといえるでしょう。

 

ソーラーパネルと蓄電池の組み合わせ得々ポイント

自宅で発電した電気を効率良く消費して買電量を下げるには、ソーラーパネルと蓄電池をセットで導入するのがおすすめです。売電価格の変化、停電、災害などさまざまな事態に対応できるため、安心感も得られます。ここからは、セットで導入することで得られるポイントを確認しましょう。

 

FITが満了したあとでも光熱費0を目指せる!

FIT制度満了後、1kWhあたりの買取価格は契約する電力会社によりますが平均8円~9円です。(2020年9月現在)FIT適用時は42円(2012年FIT制度施行開始当時。10kW未満設備)であったことを考えると、平均34円~35円低くなります。売電収入をある程度得ていた方からすれば、物足りなく感じるかもしれません。

 

卒FIT以降も太陽光発電のメリットを最大化するためには、家庭用蓄電池の導入がおすすめです。通常の買取価格の場合、自家発電した電力の売電価格よりも電力会社から買電する電力単価のほうが高く設定されています。発電した電力をためておいて自家消費量を増やせる蓄電池を導入すれば、発電・消費・蓄電を自宅で賄えて光熱費0も目指せます。

 

災害で停電しても心配ない!

家庭用蓄電池は非常電源としても使用可能です。自然災害による停電など、電力供給が難しい場合でも心配ありません。製品によっては、日ごろから余剰電力を蓄電に回せるものもあります。容量にもよりますが、家電製品に素早く電力を供給できたり、連続20時間程度使用できたりするものもあるため、災害対策としておすすめです。

 

ソーラーパネルと家庭用蓄電池をセットで設置していれば、ライフラインとして確保しておきたい電力が使えない事態を避けられるでしょう。

 

電気自動車の充電用として利用できる!

電気自動車向けの充電スポットは、全国的に見てもまだまだ少ないといえます。バッテリーが少なくなれば、運転しながらいつまで持つのかとヒヤヒヤしなければいけません。しかし、家庭用蓄電池と充電器があれば、家で時間を見つけてソーラーパネルで自家発電した電力を充電できます。

 

また、充電スポットの使用には基本料金や会員費が必要の場合が大半です。そのため、燃料費以外の費用の負担も膨らみます。家で充電できる環境があれば、車の維持費的な観点からも経済的メリットは大きいといえるでしょう。

 

このようなご家庭では特に蓄電池がおすすめ!

家庭用蓄電池は、電力を効率重視で使用するにはぴったりのアイテムです。しかし、実際に導入してメリットが得られるか不安という方もいるでしょう。ここからは、どのような家庭であれば家庭用蓄電池のメリットを実感しやすいのか紹介します。

 

FIT制度で太陽光発電を運用している

FIT制度(固定価格買取制度)は前身の余剰電力買取制度も含めると2009年に始まった制度です。余剰電力を一定の価格で10年間買い取ってもらうことで初期費用回収を促進し、太陽光発電導入を後押しする仕組みとなっています。

 

蓄電池がない場合は、昼間に発電した電力のうち自家消費できない分は売電に回すしかありません。10年間の定めがあるFIT制度の満了を迎えれば、それまでの売電収入に比べ大幅に利益が減少するでしょう。太陽光発電既設の家庭の場合、蓄電池を導入することで余剰電力を自家消費に転換でき、買電単価と売電単価の価格差による影響を軽減できます。

 

オール電化を導入している

ガスを使用せず、電気のみを使用するオール電化は熱源も全て電気です。したがって買電量はガス併用の家庭よりも多くなり、その分電気料金も多くかかります。また、調理機器や暖房機器も電気で賄うため、夜間の電力消費はどうしても多くなるものです。

 

太陽光発電のみの導入では夜間の電力消費は売電するしかありません。しかし、蓄電池が備わっていれば、昼間に発生した余剰電力を夜間の消費に回すことができます。オール電化の家庭の場合電力のみが光熱費となるため、電力の自家消費率を上げれば大幅に光熱費の削減が可能です。

 

乳幼児や高齢者が一緒に生活している

暑さや寒さに対して気をつける必要がある乳幼児や高齢者とともに生活している場合は、蓄電池の導入を検討しましょう。

 

特に、夏場に停電してエアコンが使用できなくなったときに怖いのが熱中症です。乳幼児や高齢者は熱中症に対するリスクも高く、対策が必要となります。家庭に非常用電源となる蓄電池があれば、こうした場合も安心です。

 

家庭用蓄電池の価格と補助金

蓄電池を導入したいという気持ちはあっても、費用面が気になって踏み切れない方もいるでしょう。費用がいくらかかるか分かれば、より現実的に家庭用蓄電池の導入を考えられるかもしれません。ここからは、費用と補助金について紹介します。

 

家庭用蓄電池にかかる費用内訳

導入には、主に製品費用と工事費用の2つがかかります。以下に詳細をまとめました。ただし、環境や電気使用状況など、さまざまな要因によって費用は大きく変わります。例えば、取り付け場所は屋内と屋外どちらにするか、どれくらいのスペースが確保できるかも費用の変動要因です。

これらの費用を合計して、おおよそ100万円~300万円と見積もっておきましょう。既設の太陽光発電システムと連携する場合、パワーコンディショナをハイブリッド型にするか独立型にするかでも製品価格が変わります。

 

どちらを選ぶ?「特定負荷型」と「全負荷型」

停電時など、家庭用非常電源として使用することを想定して選ぶことも大切です。特定の電化製品を使えるようにするだけなら「特定負荷型」、全ての電化製品を使えるようにしたいなら「全負荷型」を選びましょう。以下にそれぞれの特徴をまとめました。

 

暑さや寒さに気を付ける必要がある乳幼児、高齢者、ペットと一緒に暮らしている場合は、容量が大きな「全負荷型」を選ぶと安心です。200Vに対応する製品も充実しているため、オール電化住宅で導入されているIH機器にも給電できます。また、停電になっても電化製品の使用を極端に制限する必要もないでしょう。

 

蓄電池に関する2020年度の補助金情報

2020年度の補助金は、SII「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金」と地方自治体からの補助金の2つです。両方を活用することもできます。

国の補助金は、地方自治体からの補助金より受け取れる金額が高くなっているのがポイントです。しかし、補助金交付申請額の合計額が予算額を上回っていることが判明し、現在は受付終了となっています。

 

自治体の補助金制度は募集期間や条件がそれぞれ異なります。設置業者は補助金申請の代行も行うことが多いので、設置する場所の自治体に補助金があるか、受給できるかどうか相談してみるとよいでしょう。

 

(参考: 『一般財団法人 環境共創イニシアチブ 平成31年度「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金」』:https://sii.or.jp/kateichikudenchi31/)

 

蓄電池選びで失敗しない!太陽光発電と相性抜群の蓄電池3選!

これから蓄電池を導入予定の方は、どのような製品があるか知っておくとよいでしょう。太陽光発電とセットで使用する場合は、組み合わせて使いやすいかに着目しながら商品選びをすることも大切です。今回は、おすすめの蓄電池を3つピックアップしました。それぞれの特徴を紹介します。

 

パナソニック「創蓄連携システム」

「創蓄連携システム」を導入すれば、太陽光発電、蓄電池、パワーステーション(太陽光発電用と蓄電池用のパワーコンディショナをひとつにまとめたもの)で賢く電力管理ができるでしょう。季節別、曜日別の管理も可能です。

 

パワーステーションは直流で直接蓄電池へ充電でき、変換ロスが少ないことから、電力の無駄遣いを防げます。リチウムイオン蓄電システム(蓄電容量:5kWh)の特徴は以下の通りです。

 

・スリムでコンパクトなデザイン

・特定負荷型

配線接続で、通電しておきたい家電製品やコンセントに接続設定可能

・停電時は給電を自動で開始

 

シャープ「クラウド蓄電池システム」

AI機能搭載の蓄電池です。生活リズムデータを計測しながら、家庭にあった電力の使用を実施します。特徴は以下の通りです。

 

・HEMS(JH-RV11/JH-RVB1)と連携して蓄電池をAIでコントロール

・気象警報連携気象警報発令後、充電を自動的に開始

・2台併設することで13.0kWhへ大容量化も可能

 ※蓄電池連携型パワーコンディショナ設置後、おおよそ5年以内

・4回路入力のパワーコンディショナ

・全負荷型(分電盤を介して電力供給)

 

京セラ「マルチDCリンク」

最大で12時間連続使用可能です(使用電力が430Wの場合)。AI機能を使用する際は、HEMSとなるナビフィッツ(R)が必要となります。マルチDCリンクタイプ (6.5kWh)「EGS-ML0650」の特徴を以下にまとめました。

 

・AI機能搭載:HEMSとしてナビフィッツ(R)使用

・特定負荷型

・最大12時間連続使用可能(使用電力が430Wの場合)

・太陽光発電から直流接続で充電可能

・セパレート設計(屋内・屋外に設置可能)

 

蓄電池選びは家庭環境に合ったものを選ぶ

各社からさまざまな蓄電池が登場していますが、家庭に合った製品を導入するには、それぞれの特徴をきちんとチェックする必要があります。既存の太陽光発電システムと問題なく連携できるか、電力使用量の状況、設置環境などを業者と相談しながら決めるのがおすすめです。

 

リベラルソリューションであれば、丁寧なヒアリングから割り出した実現性の高いシミュレーションと実績から導き出す環境に最適なプラン設定ができます。さまざまなメーカーの製品を取りそろえているため、お客様の家庭環境に合った蓄電池の導入をご提案します。

 

家庭用電源のトータルコーディネートならリベラルソリューションへ!

電力の発電、消費、蓄電の全てをご家庭で完結させたいとお考えなら、リベラルソリューションにご相談ください。リベラルソリューションでは、ソーラーパネルの設置、蓄電池やエコキュートの導入など、家庭用電源のトータルコーディネートをご提案しています。お客様のスマートライフを総合的にサポートすることが可能です。

 

LSパッケージを導入後は、メーカー保証に追加して製品の長期保証サービスが受けられます。すでに太陽光発電を導入しているご家庭、これから家庭用電源の導入の検討を始めるご家庭、それぞれの状況に合ったサービスの提供が可能です。

 

まとめ

ソーラーパネルと蓄電池をセットで家庭用電源として導入すれば、自然災害時の停電など、電力の供給が難しい場合も電源を確保できます。ご家庭の環境に合ったソーラーパネルや蓄電池選びができれば、電力を無駄にすることなく有効活用できるでしょう。

 

家庭用電源の導入に興味がある方は、業界大手のリベラルソリューションへご相談ください。14年間で築いた確かな実績から、お客様に最適なプランを提供いたします。オンラインでの面談やサポートも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。