太陽光発電は夜でも利用できる?必要性や活用方法
LIBERAL SOLUTION
MAIL
太陽光発電は夜でも利用できる?必要性や活用方法
太陽光発電

太陽光発電は夜でも利用できる?必要性や活用方法

太陽光発電を活用すれば、電気代を節約できるだけでなく環境保護にも役立ちます。しかし、太陽光を利用する性質上、夜は発電できないのがデメリットです。夜に太陽光発電を利用する方法がないか気になる方もいるのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、蓄電池を利用して太陽光発電で生み出した電気を夜に活用する方法を紹介します。太陽光発電と蓄電池を併用するメリットが分かれば、電気を効率的に使用し、電気代を削減できるでしょう。

 

太陽光発電は夜も発電できるのか

夜間でも光が全くないわけではないため、少しでも発電できないかと考える方もいるでしょう。しかし、基本的に夜間は太陽光発電を使用できません。ここでは、太陽光発電の仕組みと共に、夜間に太陽光発電を使用できない理由について解説します。

 

夜は太陽光発電システムの起動ができない

太陽光発電システムは、モジュールで受けた光エネルギーを光起電力効果によって電気に変換する仕組みです。発電量は低下するものの、夜間の少ない光エネルギーでも発電はできます。しかし、わずかな光エネルギーではパワーコンディショナを起動するのに必要な電圧(50V~100V程度)を得られません。

 

太陽光発電で自宅に電気を供給するには、モジュールが電気を生み出すだけでなく、パワーコンディショナが稼働する必要があります。夜間はパワーコンディショナを起動できないため、結果として太陽光発電を使用できません。

 

夜間光電池の研究は進んでいる

近年は夜間に太陽光発電を使用する仕組みの研究や開発が進んでいます。2020年1月には、カリフォルニア大学デービス校の研究チームが夜間光電池に関する研究成果を学術誌「ACS Photonics」で発表しました。

 

論文によると、夜間光電池は赤外放射によってモジュールから宇宙空間に向かってエネルギーを放出し、電気エネルギーを生み出す仕組みです。モジュールからフォトンを効率的に放射する技術を開発する必要がありますが、実用化されれば時間帯を問わず太陽光発電を利用できると期待されています。

 

電気利用の需要が高い時間帯は?

電力利用の需要が高い時間帯の電力を太陽光発電で賄えれば、電気を効率的に利用できます。ライフスタイルによって時間帯は異なるため、自宅の状況をチェックするとよいでしょう。ここでは、一般家庭における電力利用の需要のピークについて解説します。

 

家庭での電気利用は夜が多い

一般家庭での電力利用のピークは20時ごろです。この時間帯は自宅で過ごす方が多く、家族全員が照明やテレビ、PCを利用することで電力を消費します。

 

電力利用の需要が高い20時ごろに発電できれば電気代の節約効果が高まりますが、夏でも日没後の時間帯であるため、太陽光発電は利用できません。夜間光電池が実用化されていない2021年時点では、別の方法で電力を賄う必要があります。

 

全体で見るとピークは14時頃になっている

家庭用、業務用、産業用、送電ロスを含めた社会全体の電力利用のピークは14時ごろです。事業所や工場は日中に稼働しているところが多く、ピークとなる時間帯が一般家庭とは異なります。

 

14時ごろであれば太陽光発電が稼働しているため、一定の電力を賄えるでしょう。ピークカットの側面で見ると、太陽光発電は大きな役割を果たしています。

 

夜に太陽光発電を活用するなら蓄電池が役立つ!

蓄電池は太陽光発電が生み出す電気や電力会社から供給される電気を蓄えて、必要なときに放電する装置です。夜間に太陽光発電を活用したいのであれば、蓄電池が役に立ちます。

 

太陽光発電が起動しない夜間や天気が悪い日でも、発電した電気をあらかじめ蓄電池に蓄えておけば、必要に応じて好きなときに利用が可能です。蓄電池を導入することで、夜間も太陽光発電を最大限活用できます。

 

発電した電気を蓄電池で活用する方法

太陽光発電を単体で使用しても、電気代削減と災害対策の双方で多くのメリットを享受できるでしょう。さらに、蓄電池を併用すれば、より高い効果が得られます。効率的に太陽光発電を運用したい方には蓄電池の導入がおすすめです。ここでは、蓄電池を活用する方法について解説します。

 

深夜電力を蓄電池に蓄えれば電気料金の節約になる

蓄電池を活用して電気代を節約する方法のひとつが、深夜電力が安いプランを利用することです。電気料金が安い深夜に蓄電池に蓄えた電気を昼間に使用し、太陽光発電で発電した電力は電力会社に売電することで、昼夜の電気料金の差額分を節約できます。

 

一例として、2021年1月時点で東京電力エナジーパートナーの「夜トク8」の電力量料金は以下の通りです。

 

・日中(7時~23時):32.74円/kWh

・夜間(23時~翌7時):21.16円/kWh

 

深夜のほうが1kWh当たり11.58円安く、蓄電池に充電した電気や使用電力が多いほど節約効果が高まります。

 

災害時や停電時にも非常用電源として使える

蓄電池に電気を蓄えておけば、災害や停電で外部からの電力供給が途絶えても電気を利用できます。使用できる電気の量は蓄電池の容量や充電量に依存しますが、災害時や停電時には非常用電源として大いに役立つでしょう。

 

災害や停電はいつ発生するか予測できないことを考えると、普段から備えられる蓄電池は心強い味方です。電気代の節約だけでなく災害対策として活用したい方は、蓄電池の導入を検討することをおすすめします。太陽光発電と同時に活用すれば、日中に発電した電気を蓄えて夜間に使用できるため、停電が長引いても継続的な電力供給が可能です。

 

電気の活用以外にもある太陽光発電システムのメリット

太陽光発電や蓄電池の導入には、電気の有効活用以外にもいくつかのメリットがあります。主なメリットは、電力使用量の見える化と断熱効果です。ここでは、太陽光発電システムを導入するメリットについて詳しく解説します。

 

電力使用量の見える化ができる

太陽光発電システムにはモニターがあり、電力使用量が細かく表示されます。他にも、売電・買電実績、発電量、使用量、節約効果といった内容が細かくモニタリングでき、太陽光発電の実績がひと目で分かるのがメリットです。

 

これまで分かりにくかった電力消費量が一目瞭然となれば、家族の省エネ意識が高まるでしょう。売電・買電実績といったデータは月や年ごとに確認できるため、年間を通して得られた節電効果が分かります。

 

断熱効果が得られる

既存住宅に太陽光発電システムを導入して屋根の上にモジュールを設置すると、断熱効果が得られる場合があります。屋根全体に設置したモジュールが太陽光を遮断して、熱せられるのを防ぐためです。

 

特に、最上階のような屋根に近い室内は、断熱効果によって夏場の気温上昇を抑えられる可能性があります。ただし、すでに外断熱をはじめとした適切な断熱が施されている場合は効果が薄く、必ずしも断熱効果が得られるわけではありません。

 

太陽光発電や蓄電池の導入はリベラルソリューションへご相談を!

リベラルソリューションでは、太陽光発電や蓄電池の導入をトータルサポートします。住宅の状況やライフスタイルに合った最適なプランをご提案しているため、導入を検討している方はぜひ一度ご相談ください。電気代の節約や災害対策といったメリットを総合的に考え、リベラルソリューションでは太陽光発電と蓄電池のセット導入をおすすめしています。

 

安心の長期保証も大きな魅力です。モジュール20年保証、機器10年保証と長期保証が充実しており、安心してご使用いただけます。信頼できる業者に太陽光発電や蓄電池の導入を任せたい方、ライフスタイルに応じた設備導入について相談したい方、リフォームに合わせて太陽光発電や蓄電池を導入したい方は、ぜひリベラルソリューションにご相談ください。

 

まとめ

近年は夜間光電池の研究も進んでいますが、実用化にはまだ時間がかかるでしょう。2021年時点で夜間に太陽光発電を有効活用したいのであれば、蓄電池を併用するのがおすすめです。蓄電池を設置すれば、日中に発電した電気を蓄えて夜間に使える他、電気料金が安い深夜電力を活用する使い方もできます。

 

太陽光発電と蓄電池のセット導入を検討している方は、ぜひリベラルソリューションにご相談ください。リベラルソリューションでは、ライフスタイルに応じてさまざまな商品の中から最適なものをご提案しています。長期保証が充実しており、アフターサポートを重視する方にもおすすめです。