蓄電池を設置するメリットとは?導入する人が増えている理由を解説
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蓄電池を設置するメリットとは?導入する人が増えている理由を解説
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蓄電池を設置するメリットとは?導入する人が増えている理由を解説

蓄電池は太陽光発電でつくった電気をためるための機器です。節電に役立つだけでなく自治体の補助金を受けることができるなどメリットも多くあります。蓄電池を利用してみたいけれど、本当に節電できるのかと不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、蓄電池を設置するメリットや導入する人が増えている理由について解説します。導入時に知っておきたい注意点についても理解できるでしょう。

メリット(1)自然災害による停電に備えられる

地震や台風など自然災害が発生すると、ライフラインがストップして日常生活に支障をきたすことがあります。水やカセットガスは購入できたとしても、一般的に電気だけは個人ではどうすることもできません。

 

普段から蓄電池を利用して電気を貯めておけば、災害で停電した場合でも蓄電していた分で電化製品を動かすことが可能です。災害時における蓄電池のメリットについて具体的に見ていきましょう。

停電時でも貯めた電気を使える!

台風などの自然災害で急な停電になると、冷蔵庫や冷凍庫にストックしていた食品の消費を急がなければなりません。電子レンジも使えないため、冷凍食品は特に調理に困るでしょう。停電が長引けば食品が傷んでしまうこともあります。

 

オール電化住宅であれば、調理機器も給湯機器も使えません。ガス機器も多くは電気を使って発火させる仕組みであるため、電気が止まってしまえば使えなくなるものもあります。また、都市ガス復旧は電気よりも時間がかかるといわれており、ライフラインが止まってしまうとしばらくは不便な生活を余儀なくされることになるでしょう。

 

しかし、蓄電池で電気を貯めておけば、停電が起きても電気を使用できるため安心です。停電すると自動的に運転切り替えが行われ、蓄電池からの電力消費ができます。

 

全負荷型の蓄電池を導入していれば、オール電化住宅であっても普段の生活と変わらない電力消費も可能です。特定負荷型の場合、中にはIH調理機器やエコキュートに対応していないものもあるので導入の際は確認する必要があります。

 

ライフライン復旧の見通しが立たないときは、蓄電池からの消費を最低限に抑えれば長く使えるので、災害時の大きな力となるでしょう。

近年起きた自然災害と停電の数

九州電力株式会社が公表している「台風14号に伴う停電復旧対応の振り返り」によると、九州を縦断した令和4年の台風14では暴風⾬の影響で、九州管内で最⼤約353千戸が停電に陥り、同年に3月16日に発生した宮城・福島の地震ではピーク時には最大約210万軒の停電が発生しました。以上のデータから、台風や地震をはじめとした災害が発生すると電力供給に深刻な被害が出ることがわかります。

災害で恐怖感を抱いているところに停電が重なると、人はさらなる不安感に襲われることもあるでしょう。また電気の復旧に関しては、早いと数時間で復旧しますが、被害規模が大きいとさらに時間がかかることも考えられます。

メリット(2)電気代を抑えられる

蓄電池を導入することで、電力会社から買う電気を安い時間帯にまとめて購入してストックしておくことが可能です。この仕組みを上手に利用すれば、月々の電気料金を抑えられます。

 

また、蓄電池と太陽光発電を併用すれば、自家発電した電気を貯めておくことも可能です。貯めた電気をうまく売電したり消費に回したりすれば、電気の節約につながります。

 

電気代が高くなる昼間の電力を補える

電気料金は使用する時間帯によって料金が違うケースが大半です。多くの場合は昼間がピークで深夜は料金が安く設定されています。

そのため蓄電池があれば、この価格設定を活用し電気代を安く抑えられるでしょう。電気代が安い深夜帯に蓄電池をしっかりと充電し、電気料金が高い昼間は蓄電池に貯めておいた電気を使うことで電気代を節約できるのです。

太陽光発電量が減る夜の電力を補える

蓄電池の有用性は太陽光発電を利用している家庭でも同様です。言うまでもなく太陽光発電は、太陽が出ている昼間に発電ができますが、日が沈んでしまうと発電量が大幅に減ってしまいます。

そこで蓄電池の出番です。昼間のうちに使用しきれなかった余剰電力を蓄電池に貯めておくことで、発電量が少ない夜でも昼間にチャージした電気で補えます。

メリット(3)環境問題に貢献できる

蓄電池の利用は、環境問題への貢献にも大きな役割を担います。現在日本で多くのパーセンテージを占める発電方法には二酸化炭素の排出が伴うため、環境問題への対策は大きな課題です。

 

太陽光発電は、発電時に有害物質を発生させません。積極的に利用することで課題解決への糸口につながるともいわれています。

 

蓄電池の利用も太陽光発電と同じく環境問題への貢献度が高い取り組みです。ここからは、蓄電池の使用が環境問題への貢献につながるケースを具体的に紹介します。

蓄電池は環境にやさしい

電力会社は電力の供給が追いつかない場合、火力発電を使って電力を増産します。火力発電は出力の増減をコントロールしやすいため、電力の供給状況に合わせた臨機応変な運転が可能です。しかし、二酸化炭素の排出が多いため、環境に負荷をかけてしまいます。

 

蓄電池で深夜に電気を貯め電力消費量が多い時間帯に消費すれば、世間の電力需要が高まる時間帯の電力消費量を抑える「ピークシフト」が可能です。ピークシフトにより火力発電の稼働を抑える効果が期待できるため、環境問題の解決に貢献できるといわれています。

電気自動車への充電も可能

太陽光発電、電気自動車と連携させられるのが「トライブリッド」型蓄電池です。トライブリッド製品を導入すれば、昼間に太陽光発電で発電した電気を蓄電池に充電し、夜間に電気自動車へ充電できます。自家発電した電気を蓄電池経由で電気自動車の燃料に使えるという、生活トータルで環境に配慮できるシステムです。

近年蓄電池を導入する人が増えている!?

資源エネルギー庁が公表している資料によると、日本国内における蓄電池の出荷台数は年々増え続けており、2022年度の出荷台数は143,034万台を突破しています。このうち、約9割は家庭用蓄電池です。家庭における余剰電力の自家消費率向上に寄与することが期待されています。

 

普及が進むと低価格化を期待したいところですが、蓄電池においてはあまり期待できません。蓄電池やEV車が普及することによって材料不足に陥ることが懸念されているためです。一方で、補助金制度については、2023年度上限額が上がっている地域もあります。

こうした背景から、いまの時期の導入が増えているといえるでしょう。

蓄電池を導入する前に知っておきたい注意点

蓄電池にはメリットも多くありますが、導入前にチェックしておきたいポイントもいくつかあります。導入してから困ったことが起きないためにも保証期間・容量・置き場所などは、蓄電池を選ぶ時点でしっかり考慮しておきましょう。どのような点に気をつければよいのか、具体的に解説します。

太陽光発電をすでに設置している場合は保証内容を確認する

すでに太陽光発電を設置済みで蓄電池を後付けする場合は、太陽光発電の保証内容をチェックしましょう。異なるメーカーの製品を設置した場合に、太陽光発電の保証が切れる契約となっている可能性があります。

 

同じメーカーの製品を後付けすることで、太陽光発電の保証を延長できるケースもあるでしょう。太陽光発電や蓄電池における保証は大切な要素であるため、後付けする際は保証内容をしっかりと確認することが重要です。

同時導入の場合は蓄電池の保証期間をチェックする

太陽光発電の保証年数は、パネルが25年、パワーコンディショナで15年が一般的で、蓄電池の一般的な保証期間は、10~15年です。同時に導入する場合は、蓄電池の保証内容を確認することが大切です。

 

メーカーによっては、蓄電池の保証を有償で5年延長できる場合があります。また、保証が付帯していないメーカーもあるでしょう。卒FITを迎える時期なども考慮しながら、効率よく保証を受けられるかどうかチェックすることが重要です。

容量はライフスタイルや家族構成に合わせる

蓄電池に電気を貯められる容量は、メーカーや機種ごとに異なります。一般的な家庭用蓄電池の平均容量は5kWh~7kWhです。太陽光発電設備と併設の場合は10kWhを超える容量を選択するケースも多くあります。家族の人数や電気の使用頻度、災害時に使用したい電気量などを考えて容量を選ぶようにしましょう。

 

蓄電池には、蓄電容量を100%から0%にする回数で寿命を表す「サイクル寿命」があります。メーカーごとに目安が設定されているので、選ぶ際の判断材料にしましょう。

蓄電池を置けるスペースをチェックしておく

蓄電池を導入する際に忘れがちなのが、置き場所の確保です。単にスペースを空けておくだけでなく、最低10年間設置することも考えて置き場所を決めましょう。屋内にスペースがない場合は、屋外に設置できるタイプもあります。

 

蓄電池の置き場所に適しているのは、高温や低温になりすぎず、結露しない環境です。重さに床が耐えられるか、熱や湿気がこもりにくい環境であるかということもチェックしておきましょう。

蓄電池を導入するならまずは信頼できるプロを見つけよう

蓄電池の導入で失敗しないためには、きちんとした対応をしてくれる信頼性の高い業者を選びましょう。

 

導入後のサポートを含めた提案型の電力事業を展開している「リベラルソリューション」なら、遠隔監視やメンテナンスのサポートが充実しているほか、さまざまなトラブルに対応できる保証サービスも受けられるため安心です。

選び方1.サポートやアフターケアが充実している業者

蓄電池を設置した後も安心して使い続けるためには、サポートやアフターケアが充実している業者を選びましょう。

 

リベラルソリューションでは、操作方法や修理の相談に応じているほか、火災・落雷・風水災害などによる被害に対して、保険会社より損害保険金を支払います。いざというときの保証制度が充実しており、導入後も安心して使い続けることができるでしょう。

選び方2.現実的なシミュレーションを行ってくれる業者

蓄電池を導入する際には、事前のシミュレーションが不可欠です。正確なシミュレーションを行うことで、ランニングコストが下ずれを起こしにくくなるでしょう。

 

リベラルソリューションでは、計算方法が難しく素人では誤算してしまいがちな事前シミュレーションを現実的な視点から正確に行います。

 

営業マンをはじめとした全てのスタッフに社内教育がしっかりと行き届いているため、蓄電池の運用におけるどのような相談にも対応できることが強みです。

まとめ

蓄電池を導入すれば、電気代を抑えられたり停電に備えられたりするメリットがあります。蓄電池の導入で失敗しないためには、サポートやシミュレーションに関して信頼できる業者に依頼することが大切です。

 

蓄電池の導入を検討しているなら、太陽光発電や蓄電池の販売・設置において優れた実績を誇るリベラルソリューションにご相談ください。現実的な視点から正確なシミュレーションを行い、導入後も顧客満足度が高いサポートをご提供します。

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